選考の全体を把握しよう!採用のプロが語る採用選考の流れ

転職の準備から、企業の選び方、履歴書・職務経歴書の書き方など転職活動の前段階について解説をしてきました。
前回までの記事はこちらから↓

転職活動事前準備
企業・仕事選び
応募

今回は転職活動のメイン部分となる”選考”について解説をしてみたいと思います。採用代行業、転職アドバイザーの私が企業側の裏事情も交えて解説をしていきたいと思います。これから転職活動をしようという方も、すでに転職活動中という方も満足のいく転職活動をし、転職成功したい方は是非読んでいただければと思います。

採用選考の大まかな流れ

まずは採用選考の大まかな流れをまとめてみたいと思います。企業によって採用選考の流れは若干異なってきますので、この限りではありませんが、一般的な流れをご紹介いたします。

  • 説明会
  • 面談
  • 書類選考
  • 1次面接
  • 2次〜最終面接
  • 内定

説明会や、面談に関しては企業の規模などによって実施しない企業もありますが、ある程度の規模を持つ企業であれば、実施することが多いです。また、実施しない場合は一次面接のタイミングで会社説明を行ったり、採用に力を入れていない企業や、採用活動が下手な企業では「求人広告見たから知ってるやろ?」というスタンスで実施しないケースもあります。逆に言えば、採用選考が丁寧な企業は入社してからも安心といえるかもしれません。

また、人材紹介サービスなどを利用する場合は以下のようになります。

  • 人材紹介会社との面談
  • 企業の紹介
  • 説明会
  • 面談
  • 書類選考
  • 1次面接
  • 2次〜最終面接
  • 内定

このように人材紹介会社とのやりとりが発生します。
一見工数が増えるので面倒なようですが、人材紹介を利用しない場合でも自宅での企業探しなどが発生しますので工数としてはそこまで大きく変わらないと思っていただいても問題ないと思います。
これが採用選考の大まかな流れです。

各段階における企業の目線

それでは、私の仕事での経験を生かして、通常あまり明かされない企業側の目線について解説をしていきたいと思います。

前提として

まず、企業の目線をご紹介する前にご理解いただきたい点があります。
企業の採用活動は、採用目標というものが事前に設定されています。
採用目標で設定される項目は以下のようなものです。

  • 職種
  • ポジション
  • 年齢
  • 性別
  • 職務経験
  • 人柄

上記のようなことを事前に設定します。企業の採用活動は必ず理由があって行われます。

例えば

「退職者が出るので人員を補充したい」
「事業が拡大して人手が足りなくなった」
「新しい事業を始めるために専門的な知識を持った人が欲しい」
「国の方針に沿って、女性の雇用比率を上げたい」
「従業員の平均年齢が高くなってきたので、若い人を入れたい」

このように様々な理由が有ります。

理由があって女性を雇用したいと思い採用活動を始めた企業に男性が応募をしてきたとしても、採用して働いてもらう部署がなければ採用されることはありませんし、企業の若返りを図りたいとの思いで始めた採用活動で平均年齢を上回る年齢の方から応募が来た時、企業の意向と違いますので採用される可能性は低いと言えます。
つまりどんなにあなたが優れた人間であっても、不採用になることは多いにある!ということをまずご理解いただきたいと思います。

人材紹介会社との面談・企業の紹介

まず人材紹介会社との面談から説明をしていきたいと思います。人材紹介を使う予定がないという方も一般的には知られていない裏話が隠れていますので、念のため目を通していただければと思います。

人材紹介会社とは、人を探している企業に対して、人材を紹介することで報酬をもらう会社のことです。そのため、利益を重視するキャリアアドバイザーや、会社を利用すると、言葉巧みに条件に合わない企業を紹介されるケースもあるので注意が必要です。人材紹介会社については自分にあった仕事を見つけるため準備!仕事探しの方法を知ろう!こちらの記事で紹介していますので、気になる方はご覧ください。

実は知らず知らずに人材紹介会社に誘導されるケースというのがあります。転職活動で転職サイトを使って企業に応募したことのある方で応募をした後にキャリアアドバイザーという方から電話があり「詳しい話を聞いて、あなたにあった企業を紹介したいと思うので面談にきませんか?」といった電話がかかってきたことはありませんか?
実はあれグループ会社である人材紹介会社なのです。騙されたとかそういう話ではないですが、自分の使った転職サイトからの電話だったので安心して、キャリアアドバイザーの話を信じきってしまうはずです。
先ほども述べましたが、人材紹介会社は人材を紹介することで報酬をもらう仕組みの企業ですので、面談は「あなたの転職が成功するように面談しているんですよ〜」というスタンスでやっていますが、実は人材紹介会社にとって報酬の高い企業を紹介されているだけという可能性も0%ではありません。

つまり、自分から申し込んでいないのに面談をしたという方は、ほとんどが人材紹介会社に誘導されたというケースですので、本当にこの企業でいいかな?という観点を持って少しだけ疑い、最後は自分で決断をするように心掛けてください。

説明会

続いては説明会です。説明会の目的は求職者の方に会社のことをしっかり理解してもらいたいということは前提として、企業のことをよく理解していない人ばかりが面接に来ると時間の無駄になってしまうから事前に詳しく説明しておくという観点と説明会に気軽に足を運んでもらって、会社の良いところを伝えて入社したいと思ってもらうための二つの理由があります。

説明会で話しをするのは、会社の中で最も人前で話ことに慣れている人だったり、採用代行の人やってもらうケースがあります。私は採用代行の仕事をしていますが、説明会の依頼は多く、企業の方に代わって説明会で話をしています。
なぜかというと、ここだけは絶対理解しておいてほしいという点を応募者の方に確実に理解してもらうためです。しかし、会社の説明をしている人が、適当な人や話が下手な人だった時、採用目標や必ず理解してほしい点がうまく伝わらないこともあります。このような場合どんなことが起きるかというと、一次面接をパスし、2次面接で人事部の部長などが出てきた時、求職者(あなた)が悪いわけではないのに「この人は説明会を聞いたのにもかかわらず、あまりうちの会社のことを理解していないな」と判断されてしまいかねません。

つまり、会社の説明会であなたが意識しなければいけないことは

  • 他社との違い
  • その会社が最も大切にしていることは何か?

という観点を持って聞いていなければいけません。
私が説明会を代わりに行う場合はあえてこの点は競合他社との大きな違いですね。とかつまり、この会社は〇〇をとても大切にしています。とあえて話をします。しかし、ここまで具体的に話をしていても7割くらいの人はメモもせずにぼーっと聞いています。

上記の2点を意識して聞くだけでも面接での会話の印象は良くなります。

面談

転職活動において、面談を経験されたことのある方はそこまで多くはないと思いますが、近年、説明会後、または書類選考後に面談を挟むというケースが増えてきています。

どのような流れで行われるかというと、説明会終了後に簡単な面談を行います。というケースや選考前に喫茶店で簡単な面談をさせていただきます。という流れが多いです。なぜこのような面談を行うかというと、面談という名のほぼ面接をおこなっているわけです。

じゃあ、”面接”でいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、それができない理由があるのです。実はあの面談は採用代行(私のような専属の人間や、採用コンサルティング会社)の人がやっていて、細かい説明は避けますが外部の人間が”面接”をすることは法律上の問題でできないということがあり、面談という名前になっています。しかし、これは法律的にダメなことをしているわけではなく、法律では、外部の人間が採用活動において合否を決めることを制限しているので、面談では様々なヒアリングをし、情報資料としてまとめ、企業に提出をし、企業側が資料をもとに合否を決めるという流れになっているからです。
つまり、誤解を防ぐために面談をいう名前を使っていますが、”ほぼ面接”と言える内容となっているため、気を抜きすぎてボロを出さないようにしなければいけないということです。

面接

面接に関しては、別の記事で詳しく解説をします。そちらをご覧ください。

選考の全体を把握しよう!採用のプロが語る採用選考の流れまとめ

今回は大まかな採用選考の流れと面接までの各段階における企業側の裏事情も交えて解説を行いました。この裏事情を理解しているかどうかも転職活動を上手に進め、満足する転職成功のためには重要になってきますので、しっかりと把握をしておいていただければと思います。

それでは、次回は面接攻略のポイントについて解説をしていきますので、次の記事も是非ご覧ください。

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