営業に転職したいけど…未経験だから心配。
私は現在、人材採用関連の仕事で独立起業し個人事業主として生活をしています。しかし、24歳の時にIT企業から、全く別の企業である求人広告大手企業に転職をしました。
結果として今、個人事業主として働けている事は営業を経験したからだと感じています。
今回は、実際に経験した転職を元に未経験から営業職に転職して得られた3つの事を紹介したいと思います。
営業にチャレンジしたいけど不安があるという方は是非、こちらの記事を読んでいただき参考にしていただければと思います。
転職する前と転職後の仕事について
まずは、私の来歴と転職についての基本情報を紹介します。
私は大学では経営学部でビジネス契約法について研究をしていたゴリゴリの文系です。
新卒の就活を経て大阪の小さなIT系企業に就職をしました。その会社は20数名ほどの小さな会社で私は渉外の仕事をしていました。
渉外と言っても自社で運営していたサイトで取り扱っている商品のメーカーさんが会社に来てくれ、打ち合わせをする以外は1日10時間以上パソコンに向かっている仕事でした。
もともと、社交的なタイプだったこともあってか、パソコンに向かっている毎日に嫌気がさしてきて転職する事を決意しました。新卒で入社してからちょうど2年が終えたタイミングで転職する事となりました。
転職した企業は自分で言うのもなんですが大手人材企業の求人広告のセクションでした。毎日、大阪市内の企業に対して求人広告を販売する営業として奮闘する毎日を送りました。
つまり、私は全くの未経験であり、新卒2年目というかなり短い期間で転職したわけです。
ビジネスマナーが身につく
それでは、営業職に転職して得た3つの事を紹介していきたいと思います。出来るだけ業界に偏らないように、営業という広い枠でご紹介したいと思います。
まず、転職して得た事にビジネスマナーがあります。
私は現在の仕事でたくさんの転職者の方にお会いします。申し訳ないですが、営業経験があり外回りをしていた方と、それ以外の方とではビジネスマナーの質に大きく差があるなと感じる事があります。
学生時代ビジネスマナーというとノックは何回とか名刺交換はこうやってとか、そういうイメージがあったと思います。私も2年間の社会人経験を積んでから転職をしましたが、正直、最初は言葉使いなどもひどかったんだろうなーと感じます。
さらに、今もときどき、IT企業時代の同期と会う事がありますが明らかに敬語の使い方や言葉の選び方などが不自然だと感じます。
つまり、社外の人と日常的に会う事によって自然と言葉使いを始めとして、形式にこだわらない本当の意味でのビジネスマナーを身につける事が出来たと感じています。
世の中の仕組みを知る事が出来た
私の場合はBtoBの営業で求人広告という商材を打っていましたので、業界や役職にこだわらず様々な人と日々出会っていました。
中には企業の人事の方もいれば、人事兼総務全般をやっているおばちゃん、たこ焼き屋や居酒屋の店長に上場企業の役員など本当に様々な人と出会う事が出来ました。
もちろん、営業ですので様々な業界、様々な世代、様々な役職の方に通じるような話題を用意しておかなければいけませんの新聞、ニュースアプリ、雑誌、YouTubeなど様々な方法で情報を収集していました。
その結果、自然と色々な事に詳しくなる事が出来ましたし、出会う方々と仲良くなるにつれ、自分が考えた事のなかった話題を振られたり、おそらく、この仕事をしなければ見る事がなかった工場設備や会社の中側なども見る事が出来ました。
その結果、色々な業界に共通する世の中の仕組みを学ぶ事が出来ました。
今でも色々な業界の方とお会いしますが、その時の経験が生かせており、基本的には誰とでもビジネスの話をする事が出来ます。
良い出会いがたくさんあった
3つ目が一番価値があったと感じている事ですが、良い出会いにたくさん恵まれたという事です。
営業時代は少なくとも週に3人程度は初めましての人とお会いしていました。
その中で、もちろん反りが合わずに怒鳴られたり嫌われたりする人もいましたが、反面、可愛がってくれる人も徐々に出てきました。
結果として、プライベートでも交流のある人たちができ、ビジネスでもプライベートでも新しい価値を提供してくれる素晴らしい出会いに恵まれました。
ただし、一つ補足しておくと適当に仕事をしていたわけでは決してありません。w
必死になって仕事をしていたからそのような出会いにも恵まれたのだとその点には自信を持っています。
まとめ
今回は私が未経験から営業に転職し、私自身が実際に得たと思う知識、幅広い目線、人脈の3つの事について紹介しました。
正直、これ以外にもたくさんの事を学んだと思っていますが、未経験の方に伝えるのであれば、私はこの3つが重要だと思います。
とはいえ、どこの企業でもこのような体験が出来るかといえばそうではないと思っています。
私は転職において情報の多さが最も重要だと考えています。
例えば、3つの中から自分に合う企業を見つけるよりも30社の企業から自分に合う企業を見つける方が可能性は高いと思っています。
ただ、数が多ければ良いというわけではなく求人の質もとても重要です。
そのためには未経験歓迎や20代向けの求人を多く取り扱う転職エージェントや転職サイト選びも企業選びと同じくらい重要な事だと言えます。
今回の情報を参考にしていただいて、ぜひあなたも素晴らしい転職にしていただければと思います。