転職面接では必ずと言っていいほど聞かれる「何か質問はありますか?」という質問。
別に聞く事ねー。と思って何も聞かない人も多いのではないでしょうか。
私は企業の採用支援の仕事をしていますが、この質問には深い意味があり、非常に重要な質問だと考えています。
今回の記事では、面接の場面で必ず聞かれる、質問はありますか?という質問について解説します。
何か質問はありますか?はなぜ聞かれるのか?
まずは、この質問の持つ意味について解説します。
この質問を面接官がする意味は
- 本当に疑問がないのか確認している。
- 入社意欲を試している
という二つの意味合いがあります。
もちろん、疑問がないか確認しているという点に関しては、本当に何もないのであれば、無理に質問をする必要はありません。
しかし、冷静に考えていただきたいのですが、人生を左右するほど重要な転職活動で、せっかく企業との接点が持てたのに、何も質問がないなんて事が考えられるでしょうか?
もし、転職活動でもOB・OG訪問を実施し、本当に、心の底から何も質問がないというのであればその可能性もあると思いますが、それほど熱意があり、熱心に企業研究をしている人間なら、即採用になっているはずです。
つまり、質問のあるなしというのは入社意欲に直結している質問なのです。
「何か質問はありますか?」の答え方
それでは、実際の場面での答え方について解説していきたいと思います。
先ほど、質問のあるなしというのが入社意欲に直結するという話をしました。
私は月に30名程度の転職者と面談や面接を行っていますが、質問がないという候補者は評価を低くしています。
理由は簡単で、ポテンシャルで一次面接を通過できても、熱意のない人間は2次選考や、最終選考をクリアする事はほぼできないからです。
もちろん単純に、質問のあるなしだけで判断しているわけではありません。
質問がない候補者はやはり、面接中の受け答えも大した事がないからです。
つまり、質問はありませんか?と聞かれたらなんでもいいので質問をする事が大事だという事です。
とはいえ、確かに何も質問が浮かばないという事もあると思います。
そんな時は、
- 面接官に夢や目標を聞く。
- 職場にはどんなタイプの人間がいるか聞く
という二つの質問をするといいでしょう。
面接官に夢や目標を聞くという行為は「自信のある人間」にしかできません。
また、人事の担当者はおしゃべりな人が多いです。(これ本当です。)
そのため、面接官に喋らせることによって、面接官からの評価は必然的に高くなります。(私の場合も評価を高くします。w)
また、職場にはどんなタイプの人間がいるか聞く方というのは、実際に働く事をイメージしている人でなければできません。
つまり、本気度が高く、いろいろと想像を巡らせている証拠となるわけです。
質問はありませんか?という質問は事務的なものではありません。
選考の一部だという事をしっかりと認識していただきたいと思います。
質問の有無は入社意欲に直結!
今回は「質問はありますか?」という質問の答え方について解説をしました。
テクニック的な部分を紹介しましたが、本当に入社意欲が高ければ、必然的に質問というのはしたくなるものです。
今回の記事を参考にしていただいて、ぜひ、内定を掴み取っていただきたいと思います。