営業へ転職したい!でも理系でも通用するの?

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営業に転職したいです!でも理系出身なんですが、大丈夫でしょうか?

普段、転職者とお話しをする中でこのような悩みを聞くことがよくあります。

確かに営業といえば文系出身者のイメージがありますし、理系出身者ってどうなの?という疑問があると思います。そこで、日々多くの転職者を支援する私の経験からこの疑問にお答えしていきたいと思います。

まずは営業という仕事の本質を知る!

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理系でも通用するかどうかという点に関して結論をお伝えする前に、ぜひ営業の仕組みについて知っていただきたいと思います。

営業未経験の方に「営業ってどんな仕事だと思いますか?」と聞くと多くの方が「物を売る仕事」という回答が帰ってくることがほとんどです。

厳密にいうとその回答は間違いだと私は思っています。

私自身、営業の経験がありますが「物を売ろう」と思って売れた試しはありません。では、どんな仕事なのかといえば「お客様の悩みを解決した結果として物が売れる」という仕事だと思っています。

つまり、営業という仕事は「お客様の悩みを解決する仕事」だと思っています。

例えばあなたが保険の営業をされたとします。

あなたが今入っている保険に満足していれば「間に合ってるんで結構です。」と断るのではないでしょうか。

しかし、保険料が高くてしんどいなーと思っている時に保険営業の電話がかかってきたら少し話を聞いてみようかな?とおもいませんか?

この違いはあなたに悩みがあるかどうかなのです。

そして、もし同じ保険の内容で値段が安くなるのであれば保険の切り替えをすると思います。しかし、値段は安くなるけど保険の質が下がってしまうのであれば検討はするかもしれませんが、最終的には断るのではないでしょうか?

営業という仕事は自分の取り扱っているサービスで相手の悩みを解決できる場合に「売ることができる」仕事なのです。

理系とか文系とか営業には関係ない!

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本題に入って行きたいと思います。

結論からいうと営業職に文系も理系も関係ありません!

理系の方が営業に転職するにあたり不安に思う理由としてはおそらく「文系=おしゃべり上手、理系=口下手」みたいなイメージがあり、実際に人と話すのが得意ではないということではないでしょうか。

営業というのはそれぞれのスタイルが重要な仕事です。

中にはどんなお客様にでも対応できるスーパー営業も存在しますが、ほとんどの方はお客様の属性に合うあわないというのがあります。

例えば、女性のお客様に商品を売るのは得意だけど、男性のお客様は苦手というようなパターンです。これ本当ですよ!w

ちなみに私は営業時代、経営者クラスの方と仲良くなって取引を伸ばすのは得意でしたが、大企業の人事担当者レベルへの営業は苦手でほとんど売れませんでした。

なぜこのようなことが発生するかというとおしゃべりな営業が好きなお客様もいれば、営業されるのがそもそも苦手というお客様もいます。また、営業の鉄則としてできる営業マンはお客様に喋らせる!なんて言葉もあるほどです。

先ほどお客様の悩みを解決するのが営業の仕事だとお伝えしましたが、営業に必要なスキルは口の上手さではなく、お客様の悩みを的確に捉えて、解決するための方法を提案することだと言えます。

従って、話が得意かどうかとか、明るい、暗いということは営業職として成績を上げていくためには必要のない事と言えます。

理系の方が営業をする上で必要なスキル

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理系の方が営業をするために必要なスキルを簡単にまとめてみたいと思います。

そもそも営業に求められる最低限のスキルというのは「当たり前のことを当たり前にできるか」ということに尽きます。

例えば、時間に遅れない、約束は守る、嘘はつかないみたいな話です。

実際に営業をしたことがあればわかることではありますが、営業はお客様と会社の間に立って仕事を進めなければいけません。

そのため、アポイントに2、3分遅れてしまうとか、見積もりを送る約束をしていて、突然湧いてきたほかの業務で見積もりを送り忘れてしまうなんてことは営業の世界では誰しも経験することです。

また、月末や期末になると上司などから発破をかけられて、後ちょっと売り上げを作らないといけないという状況になれば、小さな嘘をついてしまうことも恥ずかしながらあるものです。

ただ、どの会社でも良い成績を残すスーパー営業の共通点として、すごいテクニックを持っているとか、頭が良いとかそういうことよりも人間として当たり前のことができているというものがあります。

営業という仕事は人と人とのつながりが最も重要な仕事ですので当たり前のことを当たり前にできるスキルがあれば多少口下手で、見た目が暗くても必ず成績を残せる仕事だという風に私は考えています。

理系の方の仕事探しはコツが要る?

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最後に理系の方が転職活動を成功させるための仕事探しのコツについてご紹介しておきたいと思います。

営業という仕事自体は理系、文系関係ないということはお分かりいただけたと思います。

しかし、業界の向き不向きは存在します。

では向き不向きはどこで差が出るかというとそれはお客様はどんな人なのか?という観点です。

例えば、化学系の原料を取り扱っている会社のお客様はおそらく、同じ理系出身者であることが多いため理系出身者の方でも営業がしやすいかもしれません。

また、大学で専攻していた分野などで企業選びをするというのも良いかもしれません。

ただ、ここでポイントになるのが「自分がやりやすいという観点ではなく、お客様を想像してお客様にメリットがある企業」を中心に選んでいくことです。

営業という仕事は結局のところ、売り上げが上がればどんな商品を取り扱っていても結構楽しくなってくるものです。

お客様に対して、自分の経験や知識を活かしやすいという仕事であれば必然的に売り上げにもつながり、やりがいを持って自分も仕事に当たることができます。

このように自分の利益を考えるのではなく、他人の利益という観点を持って仕事選びを進めていくと納得のいく企業選びをすることができます。

まとめ

今回は、理系の方の素朴な疑問である「営業って理系でもできるの?」という点について紹介をさせていただきました。

ただ、今回の情報を活用して転職を成功させるためには一つでも多い企業情報を閲覧し、自分に合った仕事を探していくことも重要なことになります。

当サイトでも未経験転職者におすすめの求人が豊富に掲載されている転職サイトを紹介していますので、未経験向けの転職サイトも活用しながら転職活動を進めていってほしいと思います。

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