転職活動で必ず聞かれる志望動機。納得のいく答え方ができていますか?
私は企業面接をサポートする仕事をしていますが、選考の合否で志望動機はかなり重要なポイントです。
今回は面接の通過率を確実に上げる志望動機について紹介したいと思います。
目次
志望動機を質問する目的
志望動機は転職エージェントでも、面接でも、履歴書などで何度も聞かれる定番の質問だと思いますが、何度も聞かれる「志望動機」はそれだけ重要なものだということはなんとなく理解していただけると思います。
ちなみに志望動機には大きく分けると業界に対しての志望動機、企業に対しての志望動機二つがあります。
どちらにせよ、わざわざ面接の貴重な時間を使って尋ねるわけですから志望動機は企業に取っても重要なことだと言えるのではないでしょうか。
なぜ、企業は志望動機を尋ねるのだと思いますか?
おそらく、この質問の答えがわかれば必然的に企業を納得させられる志望動機となるはずです。
企業はなぜ、採用活動を行っているのだろう?
もしあなたが受けようと思っている、もしくはすでに受けている企業がある場合、なぜ、採用活動を行っているか考えてみてほしいと思います。
もしかすると、求人票や求人広告に簡単な理由は書かれているかもしれません。
例えば「事業拡大につき新しいメンバーを募集中です」とか「ゆくゆくは会社を引っ張ってくれるメンバーを募集しています!」といったような文言が書かれていることが多いです。
もちろん「人」がほしいからに違いはありません。重要なのは
- なぜ人が欲しいか=WHY
- どんな人が欲しいか=WHAT
- どのような働き方がして欲しいか=HOW
を想像することです。この中で特に重要なのはWHAT、HOWの部分です。
優れた志望理由は企業のWHY、WHAT、HOWを満たすものである
ひとつ例をもとに考えていただきたいと思います。
〇〇商事という創業50年の老舗食品企業が食品のルート営業を求めていたとします。最近、街の居酒屋の経営者が若年化してきており、既存の営業マン(平均年齢45歳)では売り上げを上げていくことができない状態になってしまいました。
そこで〇〇商事の社長は、飲食経験があって、街の居酒屋の経営者たちの感覚がわかるような若手の営業マンが欲しい!と思い求人をすることにしました。
このとき、どんな志望理由が言えれば、企業は採用したいと思うでしょうか?
「私はこれまで正社員として居酒屋で働いていました。役職は店長代理です。今27際ですが、街の居酒屋の経営者は若年化してきており、飲食店の立場ではなく商社の立場で業界を盛り上げていきたいと思い、御社を志望しています!」
と答えれば、企業はどう思うでしょうか?
もし、私が経営者であれば「いい人材だね〜採用する価値はありそうだ」と思うはずです。
今の志望理由の中にはWHATとHOWがきっちり含まれ、企業の思いとマッチしています。
上記の例を見ると、企業がどんな人を求めているかが、わかれば志望動機は考えやすそうですよね?
つまり、質の高い志望動機とは企業がどんな人材を求めているのかを予想し、それに沿った回答をするのが重要だということなのです。
そんなこと言っても、今の自分じゃ内定が出なさそうだ…
そんなことを言っても、自分の志望している会社は今の自分じゃ内定が出なさそうなんだけど…何か良い志望理由はないの?と思った方もいるのではないでしょうか。
その通りです。自分がアピールできるところがない!と思う会社は十中八九採用されることはありません。
勘のいい方はわかると思いますが、就職試験、転職試験というのは良い点数を取れば必ず合格する大学入試とは違います。
恋愛に例えるとわかりやすいと思いますが、なんで付き合ったの?というような美女と野獣カップルがいると思いますが、恋愛は必ずしもスペックが高い人が勝つというものではありません。
また企業においても、優れている人材世の中全ての企業から内定が取れるかといえば決してそうではありません。
つまり、転職活動はどんなに自分が入社したいと思っても、相手が採用したくないと思ったらそこで終わりなのです。
結論、面接の通過率を上げる志望動機とは?自分にあった企業探し!
この記事をお読みいただいている方はおそらく、面接通過率の上がる志望動機について知りたかったと思います。
しかし、残念ながらそんな魔法の言葉は存在しません。ただ、企業にWHY、HWAT、HOWを解決をするべきなのは間違いのない事実です。
面接率を上げるために最も重要なのは自分にあった企業探しを行うこと!これに尽きるのではないでしょうか。
もし、今、自力で会社を探しているのであれば、プロがあなたにあった求人を紹介してくれる転職エージェントを活用する方法があるでしょうし、転職エージェントを活用しているけど自分にあった求人を紹介してもらえないという方は未経験の転職や20代の転職に特化したサービスを活用する方法があると思います。
つまり、転職活動は自分にあった求人探しをすることが重要ということです。
今回の記事を参考にしていただき、是非あなたにあった企業を見つけ、納得のいく転職活動をしていただきたいと思います。