転職活動の面接において、必ずと言っていいほど聞かれる
「現職(前職)の仕事ではどんな仕事をしていましたか?」
という質問。適切にわかりやすく答えられていますか?
日々、多くの転職者の方の面談をする中でほとんどの方が適切な回答ができていないように感じます。
今回は、面接で自分の仕事をわかりやすく伝えるための答え方について紹介します。
目次
〇〇業界です!→「は?何言ってんの?」
あなたは「現職(前職)の仕事ではどんな仕事をしていましたか?」に対してなんと答えていますか?
もしかして
- 〇〇業界です。(IT系です、広告関連です)
- 商社です。メーカーです。
こんな答え方をしていませんか?
はっきり言って、これだけの情報では全く答えになっていません。
例えば、先日あった例ですが、「人材業界で営業してます。」と答えた方がいました。
あなたはこの答えを聞いてどんなスキルがあって、他の転職者と比較してどんな強みがあるかわかりますか?
この回答で、適切に情報をキャッチできるという方がいれば、いますぐ、人事部に転属願いを出すべきですw
どんな仕事をしていますか?は世間話じゃない!
例えば、友人に「なんの仕事してるの?」と聞かれた時なら先ほどのような解答例で問題無いかもしれません。
しかし、転職面接は世間話では無いのです。
面接官がこのような質問をしている理由を汲み取り、相手を満足させる回答をしなければ面接に通過するはずはありません。
なぜ、面接官はこのような質問をしていると思いますか?
どんな仕事を経験し、どんなスキルがあるのかを知りたい!
面接官がこのような質問をする意図としては、
どんな仕事をしてきて、どんなスキルが身についているのか?を探るために質問しているのです。
先ほどの例を元に解説をすると
「人材業界で営業してます。」という回答だけでは
人材紹介会社なのか、人材派遣会社なのか、求人広告会社なのか、教育研修業者なのかわかりません。
また、BtoCなのか、BtoBなのか、大企業担当なのか、中小企業担当なのかもわかりません。
つまり、業界や職種だけ言われても何のことかさっぱりわからないというわけです。
誰に?何を?どうやって?に沿って伝えよう!
では、どのように伝えるとわかりやすいのか?というと
- 誰に?
- 何を?
- どうやって?
という3つの観点を利用して説明すると伝わりやすくなります。
例えば「人材業界で営業してます。」の場合では、
「私は人材派遣会社で働いており、主に中小規模の製造業者の経営者の方を相手に、人材派遣の派遣契約を取る営業をしています。主にお客様からの問い合わせに対応する反響営業です。」
「私は大阪の郊外エリアの中小企業を対象に、〇〇や〇〇といった求人広告の提案営業をしています。営業手法としてはテレアポ、飛び込み、訪問など幅広く行っていました。」
このように解説すると、ある程度どのような仕事をしてきて、どのようなスキルを持っているのか?というのがイメージしやすくなります。
わかりやすく説明するためには、先ほどの3つのポイント以外に、長くなりすぎないという点を意識すると尚よしです。
転職面接のセオリーは5W1Hで話すこと!
今回は「現職(前職)の仕事ではどんな仕事をしていましたか?」という面接でよく聞かれる質問に対してわかりやすく答えるための方法を解説しました。
今回は仕事内容について聞かれた際の答え方についてでしたが、転職活動の面接においてわかりやすく伝えるためには5W1Hを活用することが重要です。
5W1Hとは
- いつ(When)
- どこで(Where)
- だれが(Who)
- なにを(What)
- なぜ(Why)
- どのように(How)
と言われる、情報をわかりやすく、もれなく伝えるための考え方のことです。
仕事内容を伝える際には誰に?何を?どうやって?という観点が適切ではありますが、基本的には5W1Hに則って準備をしておくことがポイントと言えるのではないでしょうか。
今回の記事を参考にしていただいて、面接を突破していただければ幸いです。