転職活動を始めるとき、まず何から始めますか?
おそらく多くの方が、何かしら転職サイトにとりあえず登録するのではないでしょうか。
現代は転職サービスが非常に多様化しており、転職サイト一つとってもさまざまな特徴がありますので、自分のスキルに合わせて転職サービス選びもしていかなければいけません。
この記事では、さまざまな転職方法を特徴がわかるように解説していきたいと思いますので、是非、参考にしてみてください。
転職に使える方法まとめ!
まずは、網羅的に転職方法について紹介していきたいと思います。
転職に使える方法としては、
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 企業ホームページ
- ハローワーク
- フリーペーパー
- 張り紙
- 縁故(紹介含む)
主なところでは上記の7つがあります。
それでは、以上の7つを二つの観点で分けてみます。
少し見にくいですが、転職の難易度と仕事の質(少し失礼な表現ですがご容赦をw)の軸で分けています。
やはり、転職サイトはバランスが取れています。反対に一般的に使われるエージェントサービスはある程度、過去の経験に自信のある方向けの方法と言えます。
それでは、少し解説をしていきたいと思います。
転職サイト
転職でもっともよく利用される方法だと思います。
上記の図では一番バランスのとれた存在と記載していますが、もちろん転職サイトの中にもハイスペック求人を中心に取り扱うビズリーチやDODA転職などや、未経験向けの求人を豊富に取り扱うバイトルNEXT(ネクスト)やはたらいくなど幅は広いです。
ただし、種類が豊富すぎるので自分の希望に合わせて転職サイトを選ばないと、いつまでたっても転職成功をすることができないということにもなりかねませんのでそれぞれの特徴を踏まえて転職サイトを選ぶようにしましょう。
転職エージェント
続いては転職エージェントについてです。
転職エージェントとは簡単に言えば人材紹介のことで、キャリアアドバイザー(CA)などと呼ばれる専門のスタッフが職務経歴書、履歴書などや面談を通じてあなたの経歴にあった会社や業界を提案してくれるというサービスです。
パソナエージェント 、マイナビ転職エージェント、DODAエージェントなどが有名なところですね。
転職エージェントが受け取る報酬は企業→エージェントという仕組みになっており、求人広告の掲載費などと比較すると高めに設定されています。
したがって、比較的ハイレベルな仕事や優秀な人材を獲得したいという企業が多いため、自分のキャリアを考え成長したり給与を増やしたいという方にオススメのサービスです。
反対に初めての転職や、過去の経験に対して自信がないという方はあまり良い求人を紹介してもらえないこともあります。
【裏話】未経験職種への転職!転職エージェントの仕組みこちらの記事でも転職エージェントについて紹介していますので詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。
企業ホームページ
続いては意外と盲点ですが、直接企業のホームページから申し込むという方法もあります。
さまざまな企業ホームページを覗くと、リクルートや求人情報などと書かれ現在募集している職種について詳細が書かれていることがあります。
どうしても入社してみたい会社がある場合は、直接、会社名で検索し募集があれば応募するという方法もあるでしょう。
しかし、自社のホームページでしか採用活動を行っていないという場合は、現実的に見るとそこまで本気で人材を確保を考えていないというケースがあります。
したがって、とりわけいい人がいれば採用するという場合が多く、求人広告やエージェントを使う場合と比較すると内定につながる可能性は若干低くなります。
また、頻繁にリクルートページの更新を行っているというケースも稀ですので、情報が古いケースもあります。
とにかく、企業ページはどうしても入社したい会社がある!という方にオススメの方法です。
ハローワーク
続いてハローワークです。
転職する場合であれば、失業保険の申請などで必ずと言っていいほどハローワークを利用すると思います。
ハローワークで企業探しをする方法としてはパソコンを使って自分で求人を調べたり、担当のアドバイザーと話をしながら企業探しをします。
また、ハローワークへ求人をする際は無料で求人ができますので採用にお金をかけたくない!という企業が基本的には多いです。そのため取り扱いのある求は中小零細企業が多い傾向にあります。
そのため、待遇があまりよくない企業が多い代わりに、ライバルが少なく、ハローワーク側のプッシュもあることから、内定の取りやすさは転職方法の中でもっとも高いのではないでしょうか。
したがって、ハローワークは正社員自体が初めてという方や、なんでもいいから転職したいというような方向けと言えます。
フリーペーパー
フリーペーパー(タウンワーク、an、バイトル)と言えばアルバイト向けのイメージがありますが、正社員転職に関する案件も実は掲載されています。
例えばタウンワークであれば、タウンワーク社員版というものがありますし、その他のフリーペーパーでも同様です。
フリーペーパーに掲載されている正社員案件はいわゆるガテン系の仕事が多く、まさに現場で体を動かして働くような求人もありますし、現場監督や配送業務と同時に簡単な営業を伴うような案件などがあります。
しかし、フリーペーパーに掲載されている企業はハローワークと同様、選考が簡単でライバルも少ない場合が多いため、転職に関する難易度は低めです。
張り紙
今でも「正社員募集!」などと書かれた張り紙を見ることがあります。
張り紙を探し歩くなんていうことは現実的ではありませんので、運命的に出会えば応募をするようなものだと考えましょう。こちらも、フリーペーパーと同様でガテン系や飲食店などの案件が中心となります。
縁故(紹介含む)
最後は縁故による転職です。
縁故というと、家族や親戚などというイメージがありますが、例えば、現職の取引先に引き抜かれるという場合や友人の会社に引き抜かれるという場合もこの縁故にあたります。
例えば、紹介してくれる方が人事の決定権を持つ人間であれば安心して受けることができると思いますが、単なる紹介という場合もあります。
つまり、縁故がほぼ内定確約とすると、紹介は単なる橋渡しということです。
意外と、「うちくる?俺が口聞いておいてやろうか?」などと軽く言われる場合もありますが、見栄やデマカセであることも少なくないため、信頼がとるに足るのかという点はしっかりと見極めた方が良いでしょう。
転職する方法としては上記のようなものがあります。
さまざまな方法がありますが、基本的にはやはり転職サイトもしくは転職エージェントを利用した方法が中心となるでしょう。
転職サイト、転職エージェントは特徴を理解して使うサービスを選ぼう!
一般的には転職サイト、転職エージェントを利用しながら進める転職活動ですが、どの転職サイト、どの転職エージェントを使うのかという点もかなり重要となります。
理由は簡単で、求人サイトA、求人サイトBという二つの転職サイトがあった時、株式会社〇〇は両方の転職サイトどちらともに求人を掲載していることは稀です。
したがって、適当に転職サイトを選んでいると、あなたにとって良い企業に出会うことができず、いつまでたっても転職が成功しないということにもなりかねません。これは、転職エージェントにも同じことが言えます。
そのため、一般的に大手転職サービスと知られるものは上から下までまんべんなく求人が掲載されており、とりあえずどんな求人があるのか?という情報収集においてはかなりレベルが高いと思いますが、具体的な目的がはっきりしている場合には、情報量が多すぎて少々使い難いかもしれません。
つまり、ベストなのは入り口は大手転職サイトで構わないと思いますが、それと同時に自分の思考性に慌て特化型の転職サイトを併用することだと言えます。
思考性に合わせた転職サービス選び
では具体的に思考性い合わせた転職サービス選びのコツを紹介していきます。
大枠として、思考性を
- スキルアップ、給与アップを目的とした「上級者」
- ジョブチェンジ、自分の可能性の拡大を目的とした「中級者」
- 初めての正社員、オフィスワークへの転職を目的とした「初級者」
に分けて解説していきたいと思います。
スキルアップ、給与アップを目的とした「上級者」
まずはスキルアップ、給与アップを目的とした「上級者」向けの転職サービス選びから解説していきたいと思います。
例えば、
- 今の仕事と同じ内容でさらに待遇の良い会社に転職したい
- 今の仕事で上を目指せないと感じ、上を目指せる企業を探したい
- 給与を上げる目的で転職したい
などが上級者にあたります。自分の経歴に自信があったり、正当に評価をされていないと思っている方が多いですね。
このような方はハイスペック向けの求人を取り扱っているサービスや、非公開求人を多く取り扱う転職サービスがオススメです。
ハイスペック求人ならビズリーチがオススメ
近年、プロモーションにもかなり力を入れているので名前くらいは聞いたことがあるという方も多いと思いますが、ハイスペック求人を中心に取り扱っている転職サービスと言えばビズリーチがオススメです。
公式サイトには選ばれた人だけの会員制転職サイトとかなり煽るような文章が書かれていますが、裏返せばそれくらい本気でハイスペック向け求人に力を入れているということです。
名だたる一流企業の求人はもちろん、給与水準が高い「即戦力」採用などの案件も豊富ですので、転職上級者の方は絶対に登録するべきサイトだと言えます。
ジョブチェンジ、自分の可能性の拡大を目的とした「中級者」
続いては、ジョブチェンジや自分の可能性を拡大するために転職をする中級者の転職サービスの選び方です。
20代、30代前半くらいの方で、もっとも多い転職理由がこちらで、
- とりあえず3年働いてみたけど、もっと自分にあった企業がありそう
- 今まで身につけたことで別のことにチャレンジしたい
このような方が中級者です。
中級者の方に重要なことは可能性を網羅的に把握し、その中からもっとも自分に適切な選択肢を選んでいくことですので、情報量を重視した転職サイト選びをするべきです。
中級者には情報量とサポートの優れたマイナビエージェントがオススメ!
マイナビと言えば誰もが知る人材関連企業ですが、転職中級者の方にオススメの転職サービスだと言えます。
マイナビ自体は転職サイト、転職エージェントなど総合的に取り扱っていますが、それと同時にさまざまな職種や状況に合わせたサービスを充実させています。
マイナビエージェントは20代や第二新卒者の方の転職をサポートしており、転職難易度が低めの企業から、ある程度チャレンジしていかなければいけないような企業まで幅広く取り扱っているのが特徴です。
5万件を超える取り扱い案件数も魅力的ですね。
初めての正社員、オフィスワークへの転職を目的とした「初級者」
最後は初めて正社員にチャレンジする!オフィスワークへチャレンジする!という転職初心者の方の転職サービス選びについて紹介します。
初めての正社員や、例えば飲食や現場系からオフィスワークへの転身は特に転職サービス選びに気を使わなければいけません。
通常の大手転職エージェントや転職サイトでは、応募はできるものの書類選考に通過できなかったり、内定に繋がらない場合もかなりあります。
実は未経験者向けの転職サービスというものも多数ありますので、大手転職サイトと同時に初級者向けの転職サイトを駆使して内定の出易い企業選びを進めることが重要です。
未経験者向けの転職サイトならバイトルネクストをまずはチェック
バイトルと言えば、アルバイトのイメージが強いと思いますが、実は正社員向けのバイトルnext(ネクスト)という転職サイトもあります。
こちらのサイトは転職初心者の方向けの案件を中心に扱っており、未経験歓迎!の求人数に関しては圧倒的に多いです。
また上の画像を見てもわかるとおり、未経験歓迎、社員デビュー、体力に自信ありなど、大手転職サービスとは一味違った角度からの案件を集めている特徴があります。
転職初心者の方はまず、バイトルnext(ネクスト)をチェックしてみましょう!
転勤したくない!地元で働きたい!という方にオススメ「はたらいく」
合わせてご紹介したいのが、大手人材企業であるリクルートの運営する転職サービス「はたらいく」もオススメです。
はたらいくは47都道府県ごとに別々に設置されており、例えば、東京のサイトであれば東京内だけ、北海道であれば北海道の企業だけという形になっているため、地元で働きたい!という方はとてもオススメです。
基本的にはガテン系からオフィスワークの間という案件が多いですが、物理的にライバルが少ない仕組みとなっているため初心者の方は是非チェックしてみていただきたいと思います。